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社長メッセージ

代表取締役 小倉康宏

創業以来、品質を磨き続け、
地元産業に貢献しています。

岐阜倉庫運輸が創業して、間もなく80年を迎えます。
地元産業として盛んだったお米の保管を原点に、私たちの歴史は始まりました。その頃の食品類は、旧食糧庁の地方支分部局であった食糧事務所管轄で厳しく管理されており、取り扱える会社も限られていた時代でした。そうした中で当社は、業界トップクラスの倉庫規模と、お客さまと真摯に向き合いながら築き上げてきたノウハウを活かして、堅実な経営を実現してきました。通年通して安定した温度管理や、防虫防獣に対する知識をより深め、業界の品質をリード。やがて、岐阜県内の業界で7番目に古い歴史を誇る運輸業もスタートをきりました。
以降も、お米の保管から得た知見を活かして、繊維や化学工業品といったニーズにもお応えしながら事業を拡大し、現在にいたります。今では、岐阜県で唯一となる危険品定温倉庫も構え、当社でしかお受けできないご依頼も多数寄せられています。

安定した経営の仕組みづくりを通して、価値の最大化を実現。

長い歴史において、大きな決断もありました。
当社は20年ほど前より自社倉庫の展開に特化していますが、以前は賃貸倉庫で商品の保管、管理業務をしていた時代もあります。そこでは名のあるブランド品を取り扱っており、取引拡大の話も出ておりました。しかし、利益性を考えると継続は英断ではないと考え、会社と社員を守るために、あえて賃貸倉庫事業を撤退しました。結果として利益は上がり、黒字経営を実現。銀行からの評価も向上し、今の事業スタイルに繋がるターニングポイントとなりました。
安定経営を大事にする方針は、今後も変わりません。そのために、未来に繋がる新たなお客さまの獲得や、倉庫数の拡大も視野に入れています。運輸業でも、ジャパンローカルネットワークシステムに参入し、安定した仕事量の確保を実現しています。

社員、お客さま、業界、地域。
当社が関わるすべてに実りがあるように。

新たな取り組みに安心して挑めるのは、目の前のお客さまのご要望に最善を尽くせる体制が確立されているから。業界全体に相互扶助の文化が根付いており、私自身も日本倉庫協会の監事を務める中で、信頼で繋がった同業他社と協働し、多数の再保管先を保有しています。それによって、自社倉庫が満床の場合も、スムーズに対応できる状況をつくれています。

また、地元産業の発展に長年貢献してきた立場として、SDGsという言葉が生まれる以前より地域活性化にも関心を持って取り組んでいます。
最近では、地元銀行が主催した、省エネ・脱炭素機器のリース導入を推奨する寄付型の取り組みに賛同し、フロンガスの排出をより抑える環境にやさしい空調設備を導入。同時に、寄付先として地元消防団へ消防ホース一式を寄贈しました。

安心して成長し続けられる
会社であるために。

2024年に営業所の新設や既存倉庫のインフラを更新し、より安全、快適に仕事ができる環境を整えました。今後も、社員のみなさんが腰を据えて活躍できるよう、環境づくりには引き続き力を入れていきたいと考えています。運用面でも方針を示せるよう、新はつらつ職場づくり宣言、岐阜県ワーク・ライフ・バランス推進企業への登録、全国健康保険協会への健康宣言といった試みも行っています。新はつらつ職場づくり宣言にあたっては、登録申請をするよりも以前に、誕生日休暇やコンプライアンスへの取り組みなど、先駆けて取り組んでいた事項もあります。その他にも、昔から続く福利厚生や熱中症対策などの手厚さはそのままに、さらなる環境の充実を目指します。
評価制度も、刷新を検討中。頑張った人がより報われるよう、現行のボーナス還元だけでなく、一人ひとりが自分の課題と向き合いながら成長していける納得性の高い形にしていきたいと考えています。

当社で心許せる仲間たちと出会い、多くの経験を通して考える力を身につけながら、大いに成長し続けてくださることを期待しています。